リフレッシュダイビングとは、すでにダイビングのライセンスは取得している方たちが対象で、しばらくダイビングから遠ざかっていたダイバーのためにある、簡単な講習付きのダイビングです。

PADIでの正式名称は、スクーバリビュー・プログラムと言います。

このサイトは、ライセンス取得講習で習うスキルについて説明しているので、少し趣旨は違ってきますが、意外とリフレッシュ講習の存在そのものが知られていなかったりするので、ここで説明しておきます。

このページでは、このリフレッシュ講習の意義について考えてみたいと思います。

リフレッシュダイビングとは?

リフレッシュダイビングは、ダイビングのライセンスを取得したけど、前回のダイビングから間が空いてしまい、しばらくダイビングをしていなかった方に、もう一度基礎的なことを思い出してもらうための講習です。
オープンウォータダイバーで習ったスキルのうち、特に大事なスキルを練習したり、大事な知識を思い出してもらうために行います。
何をどのように、どれくらいやるのかは、お店によっても違うかと思います。

どんなことをするのか?

まずは知識を復習

例えば、ダイビング中は息を止めてはいけません。それ位は多少ダイビングから遠ざかっていても覚えているかも知れませんが、命に関わる大事な知識ですし、忘れている方もいるかも知れません。
ダイビングでは、器材の操作が必要になりますが、この操作については初心者のうちにダイビングから遠ざかってしまうと忘れてしまっている方が多いかも知れません。
他にも、ダイビングをする上で最低限思い出して頂く必要があるような内容を復習します。これはお店で行われる場合もありますし、ダイビングの直前に現場で行う場合もあります。

ドライスーツを使用する場合は、ドライスーツの使い方についても説明をします。

スキルを復習

知識の復習をしたあとは、実際のダイビングに必要やスキルを復習します。先ず最初は器材のセッティングからです。タンク(ボンベ、シリンダー)にBCD(ジャケット)やレギュレーター(呼吸器)を取り付ける作業ですね。これがしっかり出来ていないとトラブルになる可能性があります。人任せにするのではなく、自分でしっかりセッティングをして確認することが大事ですね。
セッティングが終わったら、操作方法などを実際に器材を操作しながら復習します。

器材のセッティングが終わり、バディ同士でチェックをした後は、いよいよダイビングの開始です。

水面や水中で、必要なスキルを復習します。そんなにたくさんのスキルを練習する訳では無いので、時間もそれほどかかりません。復習が終わったら、あとは普通にダイビングをすることが多いです。

どれくらいの期間空いたら受ける必要があるのか?

一般的には、前回のダイビングから6ヵ月以上間隔が空いたらリフレッシュ講習を受けるのがルールのようになっています。ただ、ルールのようでルールになっていないのも事実で、実際のところ旅先でダイビングをしても、リフレッシュ講習を受けずにダイビングをする方が多いと思います。

ただ、やはり初心者の方、特にダイビングのライセンスを取得してから、その後あまりダイビングをしないまま間が空いてしまったような方だと3か月も空いたらリフレッシュ講習を受けた方が良いとでしょう。

初心者でなくても、やはり6ヵ月以上ダイビングをしていないようなら、リフレッシュ講習を受けることをお勧めします。

リフレッシュ講習は義務?

義務付けられている訳ではありません。以前は、ダイビングのライセンスを取得する際の申請書に、「6ヵ月以上ダイビングをしていない場合はリフレッシュ講習を受けます」と言うような文言があり、それにサインをするというのがPADIで行われていましたが、今は電子申請になってしまっているので、そのサインも無くなっています。

なぜリフレッシュ講習が必要か?

自分自身のため

リフレッシュ講習は、上記に書いてきたように、知識や技術を思い出すための講習ですから、それ自体安全のためには必要です。
しかし、それだけでは有りません。知識や操作を思い出すだけでなく、「自分自身の安心感」につながります。逆に、受けていない場合は、不安感が大きくなります。
ダイビングで事故にあうケースは、ほとんどの場合がダイバーのスキルや経験不足によるものと言うデータがあります。そしてもう一つ大きな要因がこの「不安感」です。
ですから、潜る前に少しでも不安感を取り除く必要があります。

リフレッシュ講習を受けることで、スキルや知識の復習ができるだけでなく、それだけで不安感は和らぎ、少しは落ち着いてダイビングができるようになります。

でも、当店でリフレッシュ講習を強くお勧めする理由は他にあります。
それは、「他のダイバーと分けて少人数で潜れる」と言う点です。当店のリフレッシュ講習は、ほとんどの場合スタッフとマンツーマンか、同じリフレッシュ講習を受けるお客様とのグループで潜ります。どんなに多くても、スタッフ1名につき、お客様は3名までとしています。
普段コンスタントに潜っているダイバーの方と、久しぶりにダイビングをするダイバーとでは、何もかもが違います。水中での動きはもちろん、陸上で準備をするペースも全然違ってきます。

ブランクの有るダイバーの方が不安に感じるのは、自分自身のスキルや知識と、そしてもう一つ、「他のダイバーと一緒に潜る」ことの不安が大きいのではないでしょうか。
「迷惑をかけないかな」とか、「ついていけるかな」と言う不安が少なからずあると思います。そして、実際に他のダイバーがどんどん準備を進めていく中で、ご自身がどんどん焦ってしまい、不安が大きくなることがあると思います。

そんなお客様の不安を無くすために、当店では他のダイバーとは分けてダイビングをします。

同じグループの他のダイバーのため

他のコンスタントに潜っているダイバーと、いきなり一緒に潜ることはご自身の不安を大きくします。
そして、リフレッシュ講習でグループを分けることは他のダイバーのためでもあります。
実は、久しぶりのダイビングだったり、それが初心者の方であれば特に、ご本人が気付かないところで他のダイバーに迷惑をかけてしまっていることも多々あります。
当店でダイビングをされているお客様は皆さん良い方ばかりで、クレームを頂く事はほとんどありませんが、インストラクターなら見ていれば良くわかります。

初心者の方や、ブランクのあるダイバーの方が、準備に時間がかかったり、多少迷惑をかけてしまうのは当然のことですし、どんなにベテランダイバーでも、同じように最初は初心者でした。だから、決して過剰に気にする必要は有りませんし、そういうダイバーを温かい目で見てあげられるベテランダイバーは尊敬されます。

そして、ブランクが開いてしまったダイバーの方には、リフレッシュ講習を受けていただくことが、1つのマナーだと考えることもできると思います。そして、それが良いダイビング仲間を作る事にもつながると思います。

リフレッシュ講習後のダイビング

リフレッシュ講習は通常1本だけで行います。ほとんどの方がリフレッシュ講習として1本ダイビングをすれば、2本目はかなり感覚も取り戻すことができます。
2本目は他のダイバーの方と一緒に潜って頂く事もできますし、ご希望であれば、そのままスタッフとマンツーマン、もしくはリフレッシュ講習のグループで潜ることもできます。

リフレッシュ講習の費用

リフレッシュ講習は、基本的にスタッフとマンツーマンになるため、ツアー代金に¥8,000+消費税で受けていただくことができます。同じリフレッシュ講習を希望される方が他にいらっしゃる場合には、¥5,000+消費税となります。

オープンウォータダイバー講習と一緒に潜るのもお勧めです

リフレッシュ講習を受けなくても、他のオープンウォータダイバーの講習と同じグループに入ってダイビングをして頂く事もできます。この場合はツアー料金だけで、講習費はかかりません。
オープンウォータダイバー講習が終わってダイビングのライセンスを取得してからも、引き続きオープンウォータダイバーの講習に参加することはスキルを高め、維持することにとても役立ち、結果として安全にダイビングができます。
これについて、詳しくは別のページで説明しています。