プレダイブ・セーフティ・チェックというものがあります。
これは、自分が安全にスキューバダイビングをすることができるかの器材の最終確認になります。

項目は5つあり、バディ同士でプレダイブ・セーフティ・チェックをすることをそのままバディチェックと呼んでいます。
マニュアルにはBWRAF(Begin With Review And Friendの頭文字)や他の言葉の頭文字を使って覚えると良いと書かれているので、その言葉に沿って説明して行きましょう。

確認内容
1、B-BCD
BCDのチェックです。ちゃんと調節されているか、中圧ホースは接続されているか、シリンダーに固定されているか、パワーインフレーターを使い給気/排気の確認をします。
ボートからのダイビングなどすぐにエントリーする時は、しっかりと浮力の確保が出来ているかも確認します。

【BCD装着後給気確認】

2、W-ウエイト
ウエイトの付け忘れがないか、クイックリリースが出来るようになっているか(ウエイトの端が出ているか)、バックルが浮いていたり外れそうになっていないか、ウエイトの位置が適切に配分されてトリムの状態が取れているかを確認します。

【ウエイト装着後】

3、R-リリース類
BCDが体に固定されているか、バディが使うBCDのリリースの方法を確認します。

【BCDリリース確認】

4、A-エアー
空気が十分に入っているか残圧計を見て確認します。また、空気をシェアする場合に備えてバディの予備の空気源からも呼吸をしてみます。この時に残圧計の針が動かないことをチェックすると良いでしょう。
最後にシリンダーのバルブがちゃんと開いているか確認します。中途半端に開いているだけだと、水中で空気が来なくなる場合が有ります。きちんと最後までバルブが開いている事を確認してください。ただし、間違えてバルブを逆に回して閉めてしまわないようにくれぐれも気を付けてチェックして下さい。

【オクトパスを吸う】

5、F-最終チェック
忘れ物がないか、ホースやストラップが絡まったり捩じれたりしていないか、このままダイビングをしても問題ないかを確認します。特にダイブコンピュータを忘れていないか必ずチェックしましょう。

【最終チェック】

自分とバディを守るために必要なことなので、ダイビング前に多少の手間はあっても必ずこれらのチェックを行うようにしましょう。