ではここで、スーツ購入に向けてあった方が良い機能をご紹介します。

サイズはジャストだということを大前提として、他に優先すべきものは保温性です。よっぽど暑い場所で潜り続けない限りは、深場に行った時や長時間スキューバダイビングをしていた時に、体温を奪われていくのは必至です。特にダイビングに慣れてきて水中での体の使い方が上達してくると、自然と運動量が減り疲れにくくなる分早く体が冷えてくるようになります。その上水中写真を撮るとしたらその最もたるものです。

以上の理由からまず保温機能はしっかりするに限ります。

ウエットスーツの場合、本州で潜る場合は5mmの方が良いでしょう。どこのメーカーでも大体通常の素材と、少し値は張りますが保温性が高く乾くのも早い素材と選べるようになっています。ドライスーツも同様に素材が違うものがいくつかある筈なので、ダイビングスクールやショップで購入する場合はプロとよく相談すると良いと思います。

次にその他のパーツです。ウエットスーツだったらファスナーをどこに付けるかなのですが、足首には付けた方が無難です。ブーツを履く時に楽になります。手首も付けていた方が着やすくなり生地を傷めにくくなりますが、付いてない物の方が若干水の流入を防ぐことができます。

 ドライスーツのパーツは、リストバルブ・フットバルブを付けるか否かです。このバルブはボタンを押して排気する物ではなく、圧力がかかった時に自然と空気が出ていくようにオープン/クローズで切り替えができます。いちいちボタンを押すのが面倒くさい方や足の方に空気が溜まりやすいダイバーにはうってつけのオプションとなるでしょう。