どちらのスーツを購入するべきか

スーツとは自分の体に合ったものほどストレスの無い快適なダイビングがしやすくなります。

とはいっても安いものではないので、そうそうポンと買うこともできないと思います。そこで、まずはどちらか片方だけを購入するという方法が多くとられるようです。その時にダイビングをする環境で、より多く使う方のスーツを購入します。例えば、沖縄などの温かい地方でダイビングをするならウエットスーツを購入、ダイビングではなくスノーケリングをメインにする場合でも圧倒的にウエットスーツの場合が多いです。

寒い地方や水温が低い時期が長い場合はドライスーツが選ばれます。

このように寒暖が両極端な地域だと決めやすいのですが、場所によってはどちらにするかを決めかねてしまう方もいるでしょう。そうなってくると自分一人で判断せずに、プロに相談してみるのが一番無難な選び方といえます。
最後に体に合わないスーツがどうストレスに影響してくるのかをいくつかあげてみます。
小さすぎるものは単純に着づらい、動きづらい、苦しくなる、スーツを傷めやすくなります。更にドライスーツの場合は、足のサイズが合わないとつま先が痛くなったり足が攣りやすくなります。逆に大きすぎるものはウエットスーツの場合、首や手首、足首から水がどんどん入ってきて、スーツの中の水が温まる間もなく新しい冷たい水と入れ替わってしまいます。ドライスーツの場合も首や手首から水が入ってきて、水没する危険性があります。両スーツとも保温機能はなくなってしまうのです。そうなってしまうと、水中を楽しむことより寒さとの戦いに神経を使ってしまううえ、エアーの消費も早くなってしまいます。

結局は、かかるかもしれないストレスは極力最小限に抑えてスキューバダイビングに臨むことが、楽しいダイビングライフを送る為の近道だということです。