ここから更にスキューバダイビングを行う際のドライスーツの種類について書いていきたいと思います。
まず、ドライスーツはネオプレンドライとシェルドライというものがあります。
ネオプレンというものは、広く一般的に使われているもので、最近ではしっかりしたものだとラジアルという保温性の高い素材が使われています。
このスーツはそのものだけでも保温性があるので、基本的にインナーはメインのものの下に薄いもの1~2枚着ていれば真冬の海でも潜ることはできます。なので体にフィットさせて作られることが多いのです。
次にシェルですが、これはナイロン生地などが使われているスーツです。
ネオプレンに比べるとそのものにはあまり保温性が無いので、中にフリースなど温かいインナーが着られるように、ゆとりを持たせてあります。
この2つのどちらが流氷ダイビングなどの寒冷地のスキューバダイビングに使えるのかというと、どちらも共に可能です。シェルは中にたくさん着込めば良いことですし、ネオプレンの場合は最初オーダーする際に体にフィットさせるのではなく、中に余分に着られるくらいの余裕を持って大きめに作ればいいのです。
大事なのはフードやグローブといった見落としがちな小物です。冷えやすい指先やどうしてもむき出しになってしまう頭は、相応にしっかりしたもので保温することが必要になってくるのです。